正答1
解説
正解は1です。
炎症性腸疾患、過敏性腸症候群、たんぱく漏出性胃腸症、イレウスの特徴を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:○ 潰瘍性大腸炎では、大腸がんのリスクが高まります。
大腸粘膜の慢性炎症が長く続くと、罹患期間や罹患範囲に応じて大腸がんが発生しやすくなります。
2:× クローン病では、肛門病変がしばしばみられます。
痔瘻や肛門周囲膿瘍などの肛門病変は、クローン病の特徴的な所見です。
3:× 過敏性腸症候群では、粘血便はみられません。
腸に器質的な異常がないのに腹痛と便通異常が続く機能性疾患であり、血便がある場合は別の疾患を疑います。
4:× たんぱく漏出性胃腸症では、高アルブミン血症ではなく低アルブミン血症がみられます。
血漿たんぱく質が消化管の内腔へ漏れ出るため、浮腫を伴うことがあります。
5:× 麻痺性イレウスでは、腸管蠕動運動は亢進ではなく低下・消失します。
開腹手術後や腹膜炎などで腸管の動きが止まり、内容物が停滞します。
【ポイント】
潰瘍性大腸炎は直腸から連続する大腸の病変、クローン病は口腔から肛門までの非連続性の病変が特徴です。
機械的イレウスでは蠕動が亢進し、麻痺性イレウスでは蠕動が低下します。