正答4
解説
正解は4です。
ネフロンの構造、尿の生成、腎臓のホルモン調節、腎不全の酸塩基平衡を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 糸球体とボーマン嚢で構成されるのは、尿細管ではなく腎小体です。
腎小体と尿細管を合わせてネフロン(腎単位)といいます。
2:× 原尿中のグルコースは、50%以上が尿中に排泄されるのではなく、ほぼすべてが再吸収されます。
主に近位尿細管で再吸収され、健常者の尿にはほとんど出てきません。
3:× アルドステロンは、ナトリウムの再吸収を低下させるのではなく促進します。
遠位尿細管や集合管でナトリウムを再吸収し、代わりにカリウムを排泄させます。
4:○ レニンの分泌は、循環血液量が低下すると亢進します。
腎血流の低下を傍糸球体細胞が感知してレニンを分泌し、レニン-アンジオテンシン-アルドステロン系が働いて血圧と体液量を回復させます。
5:× 腎不全が進行すると、代謝性アルカローシスではなく代謝性アシドーシスになります。
酸(水素イオン)を尿中に排泄できなくなり、体内に蓄積するためです。
【ポイント】
レニンの分泌は、血圧低下、循環血液量の減少、交感神経の興奮で増えます。
腎不全では代謝性アシドーシス、高カリウム血症、高リン血症、低カルシウム血症がみられます。