正答3
解説
正解は3です。
血友病、特発性血小板減少性紫斑病(ITP)、各種貧血の原因と検査所見を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 血友病は、ビタミンK欠乏ではなく先天的な凝固因子の欠乏で起こります。
血友病Aは第VIII因子、血友病Bは第IX因子の欠乏で、X連鎖劣性遺伝の形式をとります。
2:× ITPでは、骨髄の低形成はみられません。
血小板に対する自己抗体で血小板が脾臓などで壊されるため、骨髄の巨核球は正常か増加しています。
骨髄の低形成がみられるのは再生不良性貧血です。
3:○ 鉄欠乏性貧血では、血清フェリチン値は低下します。
フェリチンは貯蔵鉄の量を反映するため、鉄が不足すると早い段階から低下します。
4:× 溶血性貧血では、血清ハプトグロビン値は上昇ではなく低下します。
ハプトグロビンは赤血球から出たヘモグロビンと結合して処理されるため、溶血で消費されて減ります。
5:× 再生不良性貧血は、葉酸欠乏ではなく骨髄の造血幹細胞の障害で起こります。
葉酸欠乏で起こるのは巨赤芽球性貧血です。
【ポイント】
鉄欠乏性貧血では、血清フェリチンと血清鉄が低下し、総鉄結合能(TIBC)は上昇します。
溶血性貧血では、間接ビリルビンとLDが上昇し、ハプトグロビンが低下します。