正答5
解説
正解は5です。
食物繊維と難消化性糖質の生理作用と、腸内細菌との関係を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 不溶性食物繊維には、血圧を上昇させる作用はありません。
不溶性食物繊維は、便の量を増やして排便を促す作用が中心です。
2:× 水溶性食物繊維は、大腸内のpHを上昇ではなく低下させます。
大腸の腸内細菌に発酵されて短鎖脂肪酸ができ、腸内が酸性に傾くためです。
3:× 難消化性糖質は、インスリンの分泌を促進させません。
小腸でほとんど消化・吸収されないため、血糖値を上げにくく、インスリン分泌への影響も小さくなります。
4:× 難消化性糖質を過剰に摂取すると、便秘ではなく下痢を引き起こします。
吸収されない糖が腸管内の浸透圧を高め、水分を腸内に引き込むためです。
5:○ 有用菌増殖効果のあるオリゴ糖は、プレバイオティクスです。
プレバイオティクスは、大腸のビフィズス菌などの有用菌を選択的に増やし、宿主の健康に役立つ難消化性の食品成分です。
【ポイント】
プロバイオティクスは有用な生きた微生物そのもの、プレバイオティクスはその餌となる成分と区別しましょう。
両者を組み合わせたものをシンバイオティクスといいます。