正答3
解説
正解は3です。
脂溶性ビタミンの代謝と作用機序、ビタミンB12の構造、抗酸化ビタミンの相互作用を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× β-カロテンは、小腸でロドプシンではなくビタミンA(レチナール)に変換されます。
ロドプシンは、網膜でレチナールとオプシンというたんぱく質が結合してできる視物質です。
2:× 活性型ビタミンDは、細胞膜上ではなく核内の受容体と結合します。
核内受容体を介して、カルシウム結合たんぱく質などの遺伝子の発現を調節します。
3:○ ビタミンEは、LDLの酸化を防ぎます。
脂溶性の抗酸化物質としてリポたんぱく質や細胞膜に存在し、脂質の過酸化の連鎖反応を止めます。
4:× ビタミンB12は、分子内にモリブデンではなくコバルトをもちます。
このためコバラミンとも呼ばれます。
5:× 酸化型ビタミンCがビタミンEにより還元型になるのではありません。
実際はその逆で、ビタミンCが酸化されたビタミンEを還元して、ビタミンEの抗酸化作用を再生させます。
【ポイント】
核内受容体に結合するビタミンは、ビタミンA(レチノイン酸)とビタミンDです。
ビタミンEとビタミンCは協力して抗酸化作用を発揮します。