正答2
解説
正解は2です。
血中カルシウム濃度の変化に対するホルモン(副甲状腺ホルモン・カルシトニン・活性型ビタミンD)の応答を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× カルシトニンの分泌は、カルシウム濃度が低下したときではなく上昇したときに高まります。
カルシトニンは甲状腺から分泌され、骨吸収を抑えて血中カルシウム濃度を下げます。
2:○ カルシウム濃度が低下すると、活性型ビタミンDの産生が高まります。
副甲状腺ホルモン(PTH)の分泌が増え、腎臓でビタミンDを活性型に変える酵素が活性化されるためです。
活性型ビタミンDは、小腸からのカルシウム吸収を高めます。
3:× カルシウム濃度が低下すると、腎臓におけるカルシウムの再吸収は抑制されるのではなく促進されます。
PTHが腎臓の尿細管でのカルシウム再吸収を高めるためです。
4:× カルシウム濃度が上昇すると、副甲状腺ホルモン(PTH)の分泌は促進されるのではなく抑制されます。
PTHは、血中カルシウム濃度が低下したときに分泌が増えるホルモンです。
5:× カルシウム濃度が上昇すると、骨吸収は促進されるのではなく抑制されます。
カルシトニンの作用が強まり、PTHの作用が弱まるためです。
【ポイント】
PTHと活性型ビタミンDは血中カルシウム濃度を上げ、カルシトニンは下げます。
PTHは、骨吸収の促進、腎臓での再吸収の促進、ビタミンDの活性化の3つで血中カルシウムを上げます。