正答3
解説
正解は3です。
体内の水の出納(代謝水、尿量、不感蒸泄)と、脱水の種類に応じた水分補給を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 栄養素1 g当たりの代謝水は、脂質が最も少ないのではなく最も多くなっています。
脂質は水素を多く含むため、1 g当たり約1 gの水が生じ、糖質やたんぱく質より多くなります。
2:× 不可避尿量は、摂取した水分量に影響されません。
老廃物を排泄するために最低限必要な尿量で、1日約400〜500 mLとされています。
3:○ 不感蒸泄では、水のみが失われます。
皮膚や呼気から自覚なく蒸発する水分で、汗と違って電解質をほとんど含みません。
4:× 1日に必要な水分摂取の最低量に、随意尿(可避尿)量は含まれません。
最低限必要なのは、不可避尿量と不感蒸泄量などを補う量です。
随意尿は、水分を多くとったときに増える調節可能な尿です。
5:× 低張性脱水では、電解質を含まない水ではなく、ナトリウムなどの電解質を含む液を補給します。
低張性脱水はナトリウムの喪失が水の喪失より大きい状態で、水だけを補うと体液がさらに薄まるためです。
【ポイント】
成人の不感蒸泄は1日約900 mL、代謝水は約300 mLが目安です。
高張性脱水は水の喪失が主体、低張性脱水はナトリウムの喪失が主体と区別しましょう。