イノベーション普及理論によれば、イノベーションの普及には、相対的優位性、適合性、わかりやすさ(複雑性)、試行可能性、可観測性の 5つの条件が関係する。
管理栄養士が新たに作成した離乳食メニュー集を、速やかに普及させるために、相対的優位性を活用した内容である。
正しいのはどれか。
1つ選べ。
正答4
解説
正解は4です。
イノベーション普及理論で、相対的優位性とは、新しいものが従来のものより優れていると感じられる度合いです。
費用・時間・効果などの面で「今までより得をする」ことを示すと、普及が速まります。
【選択肢別解説】
1:× 試作した人の例をSNSで公開すると、他の人の成果が目に見えるようになります。
これは相対的優位性ではなく、可観測性を活用した内容です。
2:× 教室への参加を呼びかけると、本格的に取り入れる前に試すことができます。
これは相対的優位性ではなく、試行可能性を活用した内容です。
3:× よく使う調理器具で作れることは、今の生活や設備に合っていることを示します。
これは相対的優位性ではなく、適合性を活用した内容です。
4:○ これまでの離乳食より経済的に作れることは、従来の方法に比べた利点です。
費用面の優位を示しているので、相対的優位性の活用として正しいです。
5:× 作り置きと保存の方法を説明することは、取り入れやすく簡単にする工夫です。
これは相対的優位性ではなく、わかりやすさ(複雑性)に関わる内容です。
【ポイント】
5条件は「得か(相対的優位性)」「合うか(適合性)」「簡単か(複雑性)」「試せるか(試行可能性)」「見えるか(可観測性)」と言い換えると区別しやすいです。