正答4
解説
正解は4です。
静脈栄養法には、末梢静脈から投与する末梢静脈栄養法と、中心静脈にカテーテルを留置する中心静脈栄養法があります。
末梢静脈は浸透圧の高い輸液で静脈炎を起こしやすいため、投与できる濃度に限界があります。
【選択肢別解説】
1:× 末梢静脈栄養法では、浸透圧の制限から1日に投与できるエネルギーはおおむね1,000kcal程度までです。
2,000kcalを投与することはできません。
2:× 末梢静脈栄養法で用いるアミノ酸の濃度は、3%程度です。
30%のような高濃度の輸液は静脈炎を起こすため投与できません。
3:× 中心静脈栄養法は、2週間以上の長期の栄養管理が必要な場合に選択されます。
1週間以上実施できないという記述は誤りです。
4:○ 中心静脈栄養法の基本輸液剤(高カロリー輸液用基本液)には、亜鉛が含まれています。
長期の静脈栄養で起こりやすい亜鉛欠乏を防ぐためで、記述は正しいです。
5:× 中心静脈栄養法は、在宅中心静脈栄養法(HPN)として在宅でも実施できます。
【ポイント】
静脈栄養の期間の目安は、2週間未満なら末梢静脈栄養法、2週間以上なら中心静脈栄養法です。
中心静脈栄養では、ビタミンB1欠乏による乳酸アシドーシスを防ぐため、ビタミンB1の投与が必須です。