54歳、女性。
現体重 52 kg、標準体重 50 kg、事務員(軽労作)。
合併症のない 2型糖尿病と診断された。
この患者の 1日当たりの目標栄養量の組合せである。
最も適切なのはどれか。
1つ選べ。
エネルギー たんぱく質 脂質
正答1
解説
正解は1です。
2型糖尿病の食事療法では、エネルギー摂取量を「標準体重×身体活動量」で求めます。
事例では標準体重50kg、事務員で軽労作なので、身体活動量は25〜30kcal/kg標準体重を用います。
【計算】
エネルギー:50kg×25〜30kcal/kg=1,250〜1,500kcal/日です。
たんぱく質:50kg×1.0〜1.2g/kg=50〜60g/日です。
脂質:1,500kcal×20〜25%÷9kcal/g=約33〜42g/日です。
【選択肢別解説】
1:○ エネルギー1,500kcal、たんぱく質60g、脂質40gはいずれも計算した範囲に収まります。
最も適切な組合せです。
2:× エネルギーは適切ですが、たんぱく質80gは標準体重1kg当たり1.6gで多すぎます。
脂質60gもエネルギー比36%となり多すぎます。
3:× 1,750kcalは標準体重1kg当たり35kcalで、軽労作の目安を超えています。
現体重も標準体重を上回っているので、多すぎる設定です。
4:× 1,750kcalはエネルギーが多すぎます。
たんぱく質80g、脂質60gも目安を超えています。
【ポイント】
エネルギー量は現体重ではなく標準体重を用いて計算します。
身体活動量の目安は、軽労作25〜30、普通の労作30〜35、重い労作35〜kcal/kg標準体重です。