K 事業所に勤務する管理栄養士である。
特定健康診査の結果により、A さんに特定保健指導を始めることとなった。
48歳、女性。
BMI 26.0 kg/m²、腹囲 87.0 cm、血圧 126/80 mmHg。
空腹時血液検査値は、血糖 120 mg/dL、トリグリセリド 160 mg/dL、尿酸 6.9 mg/dL。
服薬なし。
喫煙習慣あり。
缶ビール 1本(350 ml)を毎日飲んでいる。
保健指導レベルは、積極的支援レベルとなった。
A さんの初回面接を行い、食習慣の行動目標を設定することになった。
最も適切なのはどれか。
1つ選べ。
正答2
解説
正解は2です。
Aさんは、BMI 26.0kg/m2で、空腹時血糖とトリグリセリドが高めです。
行動目標は、減量につながり、具体的で実行状況を評価しやすいものにします。
【選択肢別解説】
1:× 血圧は126/80mmHgで正常範囲内であり、減塩は優先順位の高い課題ではありません。
減量やトリグリセリドの改善にも直接つながりません。
2:○ 早食いは食べ過ぎにつながり、肥満の要因になります。
「毎食20分以上かける」は具体的で、実行できたかを自分で確認できるので、行動目標として最も適切です。
3:× 果物を毎朝加えると、エネルギーと果糖の摂取が増えます。
減量が必要でトリグリセリドも高いAさんには適しません。
4:× 「脂質の種類を見直す」は内容があいまいで、何をどれだけ行うかが示されていません。
実行状況を評価しにくく、減量にも直接つながりにくい目標です。
【ポイント】
行動目標は「いつ、何を、どのくらい」行うかが具体的にわかり、本人が実行可能と感じる内容にします。
特定保健指導では、腹囲や体重の減少につながる目標を優先します。