K 事業所に勤務する管理栄養士である。
特定健康診査の結果により、A さんに特定保健指導を始めることとなった。
48歳、女性。
BMI 26.0 kg/m²、腹囲 87.0 cm、血圧 126/80 mmHg。
空腹時血液検査値は、血糖 120 mg/dL、トリグリセリド 160 mg/dL、尿酸 6.9 mg/dL。
服薬なし。
喫煙習慣あり。
缶ビール 1本(350 ml)を毎日飲んでいる。
保健指導レベルは、積極的支援レベルとなった。
A さんの支援を続けた結果、 6か月後には、BMI が 25.0 kg/m 2、腹囲 85.0 cmに改善した。
血圧 120/80 mmHg、空腹時血糖 108 mg/dL。
喫煙・飲酒習慣は変化なし。
A さんに対する 6か月後の指導内容である。
最も適切なのはどれか。
1つ選べ。
正答3
解説
正解は3です。
6か月後のAさんは、BMIと腹囲が減少し、血圧も正常で、空腹時血糖も改善しています。
一方で、喫煙は変わっておらず、これが残された大きなリスクです。
【選択肢別解説】
1:× 体重や血糖は改善しましたが、空腹時血糖108mg/dLはまだ基準値を超えており、喫煙も続いています。
現状の継続を勧めるだけでは不十分です。
2:× 缶ビール1本(350mL)の純アルコール量は約14gです。
生活習慣病のリスクを高める女性の飲酒量(1日20g以上)には達しておらず、禁酒まで勧める必要はありません。
3:○ 喫煙は、動脈硬化を進め、心血管疾患のリスクを高める大きな要因です。
他の項目が改善した今、禁煙を勧めることが最も適切です。
4:× 血圧120/80mmHg、空腹時血糖108mg/dLは、いずれも受診勧奨判定値に達していません。
医療機関への受診を勧める必要はありません。
【ポイント】
特定保健指導では、喫煙は階層化の追加リスクとして扱われ、禁煙支援も重要な指導内容です。
受診勧奨判定値は、空腹時血糖126mg/dL以上、血圧140/90mmHg以上です。