正答3
解説
正解は3です。
根拠に基づいた医療(EBM:Evidence-Based Medicine)の基本的な考え方を問う問題です。
研究デザインごとのエビデンスの強さや、研究倫理の原則を押さえておく必要があります。
【選択肢別解説】
1:× 診療ガイドラインの作成は法律で定められていません。
主に関係学会などが、科学的根拠を系統的に評価して作成しています。
2:× 系統的レビューは、研究倫理審査委員会の報告書のことではありません。
特定の課題について文献を網羅的に収集し、一定の基準で評価・統合する研究手法です。
3:○ メタアナリシスは、複数の研究結果を統計的に統合する手法です。
個々の研究より多くの対象者を扱えるため、効果を総合的に判断するときに有用です。
4:× 権威者の意見は、質の高いエビデンスではありません。
臨床データや科学的研究の裏付けがない専門家の意見は、エビデンスレベルが最も低いとされます。
5:× 民間企業との共同研究では、利益相反(COI:Conflict of Interest)を開示しなければなりません。
資金提供者の利害が研究結果の解釈に影響する可能性があるためです。
【ポイント】
エビデンスレベルは、ランダム化比較試験の系統的レビュー・メタアナリシスが最も高く、専門家の意見が最も低くなります。
利益相反の開示は、研究の透明性を保つための原則です。