正答5
解説
正解は5です。
食欲やエネルギー代謝、インスリン感受性の調節に関わるホルモンとサイトカインを問う問題です。
脂肪組織から分泌される生理活性物質(アディポサイトカイン)の働きが中心です。
【選択肢別解説】
1:× グレリンは、食後ではなく食前(空腹時)に分泌が増加します。
胃から分泌され、食欲を高める働きを持ち、食後には分泌が低下します。
2:× レプチンは、エネルギー代謝を抑制するのではなく亢進させます。
脂肪細胞から分泌され、視床下部に作用して食欲を抑え、エネルギー消費を高めます。
3:× アディポネクチンは、インスリン抵抗性を増大させるのではなく改善します。
脂肪細胞から分泌される善玉のアディポサイトカインですが、内臓脂肪が増えると分泌が減ります。
4:× TNF-α(腫瘍壊死因子α)は、インスリン抵抗性を軽減するのではなく増大させます。
肥大化した脂肪細胞から多く分泌され、インスリンの作用を妨げます。
5:○ インクレチンは、インスリン分泌を亢進させます。
GLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)やGIP(グルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド)があります。
食事に反応して小腸から分泌され、血糖値に応じて膵臓のβ細胞からのインスリン分泌を促します。
【ポイント】
グレリンは食欲を高め、レプチンは食欲を抑えるホルモンです。
アディポネクチンはインスリン感受性を高め、TNF-αは低下させるという対比が頻出です。