正答2
解説
正解は2です。
ビタミンB群の働きと、欠乏したときの変化、必要量の決め方を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× ビタミンB1が欠乏すると、血中の乳酸値は低下するのではなく上昇します。
ピルビン酸をアセチルCoAに変える反応にビタミンB1が必要で、欠乏するとピルビン酸が乳酸に変わるためです。
2:○ ナイアシンの必要量は、エネルギー消費量が多くなると増加します。
ナイアシンは補酵素NAD・NADPとして、エネルギー産生の酸化還元反応に関わるためです。
食事摂取基準でも、推定平均必要量はエネルギー1,000kcal当たりの量をもとに算定されています。
3:× ビタミンB6の必要量は、たんぱく質の摂取量が多くなると減少するのではなく増加します。
ビタミンB6はアミノ酸の代謝に関わる補酵素であり、食事摂取基準でもたんぱく質摂取量当たりで算定されています。
4:× 葉酸が欠乏すると、悪性貧血ではなく巨赤芽球性貧血になります。
悪性貧血は、内因子の不足によってビタミンB12が吸収できずに起こる巨赤芽球性貧血を指します。
5:× ビタミンB12が欠乏すると、血中ホモシステイン値は低下するのではなく上昇します。
ホモシステインからメチオニンをつくる反応に、ビタミンB12と葉酸が必要だからです。
【ポイント】
エネルギー消費量に応じて必要量が決まるのはビタミンB1、B2、ナイアシン、たんぱく質摂取量に応じるのはビタミンB6です。
葉酸やビタミンB12が不足すると、血中ホモシステインが上昇します。