正答5
解説
正解は5です。
鉄の吸収、体内での分布、再利用の仕組みを問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 非ヘム鉄の吸収率は、ヘム鉄と比べて高いのではなく低くなります。
ヘム鉄は肉や魚に多く、非ヘム鉄は野菜や穀類に多く含まれます。
2:× 非ヘム鉄の吸収率は、鉄欠乏により低下するのではなく上昇します。
体内の鉄が不足すると、腸管での鉄の吸収が高まるように調節されます。
3:× 体内の総鉄量の大部分は、貯蔵鉄ではなく機能鉄として存在します。
総鉄量の約7割が機能鉄で、貯蔵鉄(フェリチン・ヘモジデリン)は残りの一部です。
4:× 機能鉄の大部分は、骨格筋ではなく赤血球のヘモグロビンに存在します。
骨格筋のミオグロビンにも鉄は含まれますが、その割合は小さくなります。
5:○ 赤血球の破壊で遊離した鉄は、ヘモグロビンの合成に再利用されます。
古くなった赤血球は脾臓などで壊され、取り出された鉄はトランスフェリンで骨髄に運ばれます。
このように鉄は体内で効率よく再利用され、排泄される量はわずかです。
【ポイント】
鉄は体内でくり返し再利用されるため、1日に失われる量はわずかです。
鉄欠乏では吸収率が上がり、非ヘム鉄はビタミンCと一緒にとると吸収されやすくなります。