正答2
解説
正解は2です。
肝・胆・膵の疾患でみられる病態と検査値の変化を問う問題です。
炎症や臓器障害によって、各検査値が上がるのか下がるのかを判断します。
【選択肢別解説】
1:× 脂肪肝では、肝細胞内にコレステロールではなくトリグリセリド(中性脂肪)が蓄積します。
2:○ 非アルコール性脂肪肝炎(NASH)は、肥満や2型糖尿病に合併しやすい疾患です。
インスリン抵抗性の増大が、発症と進展に深く関わります。
3:× 急性胆嚢炎では炎症が起こるため、血清CRP値は低下ではなく上昇します。
4:× 急性膵炎の急性期には、膵酵素が血中に逸脱します。
尿中アミラーゼ値は低下ではなく上昇します。
5:× 慢性膵炎の非代償期では、膵島も破壊されます。
インスリンとともにグルカゴンの分泌も、亢進ではなく低下します。
【ポイント】
慢性膵炎の非代償期は膵性糖尿病となり、グルカゴンも低下するため低血糖を起こしやすくなります。
非代償期には脂肪制限を緩め、消化酵素薬を併用します。