K県の健康増進課の管理栄養士である。
K県の健康増進計画を検討している。
K県の健康課題は、脳血管疾患であり、死亡率は全国平均より高い。
食生活の特徴では、野菜摂取量、果物摂取量(中央値)はそれぞれ5SV/日と1SV/日である。
これまで、野菜摂取量の目標は5SV/日、果物摂取量の目標は2SV/日と設定してきている。
また、食塩摂取量(平均値)は、11g/日である。
研究結果を参考に、K県の現状を踏まえ、野菜と果物の摂取に関する地域住民への推奨内容を考えた。
推奨内容として、最も適切なのはどれか。
1つ選べ。
正答3
解説
正解は3です。
K県の現状は、野菜5SV/日、果物1SV/日(いずれも中央値)です。
研究結果では、野菜は5SV/日超、果物は2SV/日以上で脳血管疾患の相対危険が有意に低下しています。
【選択肢別解説】
1:× 野菜は5SV/日超の群で、相対危険が0.89(0.82〜0.98)と有意に低下しています。
現状の5SV/日から増やす意義があるので、野菜を現状維持とするのは適切ではありません。
2:× 果物は2〜5SV/日で相対危険が0.81(0.72〜0.90)と有意に低下しています。
現状の1SV/日から増やす意義があるので、果物を現状維持とするのは適切ではありません。
3:○ 野菜は5SV/日を超える摂取、果物は2SV/日以上の摂取で相対危険が有意に低下しています。
現状はいずれもその水準に達していないので、両方を増やすことが最も適切です。
4:× 野菜・果物ともに、現状より多く摂取すると相対危険が有意に低下します。
脳血管疾患の死亡率が高い県として、現状維持は適切ではありません。
【ポイント】
研究結果を施策に生かすときは、地域の現状値と、効果がみられた摂取水準を比較します。
果物は糖分も含むため、過剰にならない範囲で増やすよう伝えます。