K県の健康増進課の管理栄養士である。
K県の健康増進計画を検討している。
K県の健康課題は、脳血管疾患であり、死亡率は全国平均より高い。
食生活の特徴では、野菜摂取量、果物摂取量(中央値)はそれぞれ5SV/日と1SV/日である。
これまで、野菜摂取量の目標は5SV/日、果物摂取量の目標は2SV/日と設定してきている。
また、食塩摂取量(平均値)は、11g/日である。
野菜や果物の摂取に関する推奨を施策化する上で、考慮しなければならない事項である。
最も適切なのはどれか。
1つ選べ。
正答1
解説
正解は1です。
K県の食塩摂取量(平均値)は11g/日と多く、健康課題は脳血管疾患です。
野菜の摂取を勧める際、調理法によっては食塩摂取量が増えてしまうおそれがあります。
【選択肢別解説】
1:○ 野菜を漬物や煮物、塩分の多いドレッシングでとると、食塩摂取量が増えます。
食塩は脳血管疾患の危険因子なので、減塩につながる調理法を考慮することが最も重要です。
2:× 食事中に野菜を食べるタイミングは、今回の研究結果では検討されていません。
施策化で優先して考慮すべき事項ではありません。
3:× 研究結果は野菜の総摂取量(SV)で示されており、種類別の効果は検討されていません。
施策化で最も優先して考慮すべき事項ではありません。
4:× 1日の中で果物を食べるタイミングは、今回の研究結果では検討されていません。
根拠がないので、優先して考慮すべき事項ではありません。
【ポイント】
地域の課題(食塩摂取量が多い)を踏まえて、推奨が別の課題を悪化させないよう配慮します。
野菜の摂取を増やす施策は、減塩と組み合わせて進めることが効果的です。