正答3
解説
正解は3です。
代表的な内分泌疾患でみられる検査値の異常を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)では、高ナトリウム血症ではなく低ナトリウム血症がみられます。
水の再吸収が過剰になり、血液が薄まるためです。
2:× バセドウ病では、血清甲状腺刺激ホルモン(TSH)値は上昇ではなく低下します。
甲状腺ホルモンの過剰により、下垂体からのTSH分泌が抑えられます。
3:○ 原発性甲状腺機能低下症では、血清クレアチンキナーゼ(CK)値が上昇します。
甲状腺ホルモンの不足でCKの代謝が遅れ、筋障害も起こるためです。
4:× クッシング症候群では、低血糖ではなく高血糖がみられます。
過剰なコルチゾールが糖新生を促進するためです。
5:× 原発性アルドステロン症では、高カリウム血症ではなく低カリウム血症がみられます。
アルドステロンが尿中へのカリウム排泄を促進するためです。
【ポイント】
甲状腺機能低下症では、CKのほかLDLコレステロールも上昇します。
原発性の甲状腺疾患では、甲状腺ホルモンとTSHが逆方向に動きます。