正答4
解説
正解は4です。
気道の構造、呼吸運動、ガス交換と血液によるガスの運搬を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 垂直に近いのは、左気管支ではなく右気管支です。
右気管支は太く短く傾きが急なので、誤嚥した異物は右に入りやすくなります。
2:× 外肋間筋は、呼気時ではなく吸気時に収縮します。
肋骨を引き上げて胸郭を広げます。
3:× 肺胞膜でのガスの拡散能は、酸素より二酸化炭素の方が高くなっています。
二酸化炭素は酸素の約20倍拡散しやすい性質があります。
4:○ 二酸化炭素は、赤血球内の炭酸脱水酵素の働きで炭酸になり、重炭酸イオンと水素イオンに分かれます。
血液中の二酸化炭素の多くは重炭酸イオンとして運ばれます。
5:× 酸素飽和度が約97%なのは静脈血ではなく動脈血です。
静脈血の酸素飽和度は約75%です。
【ポイント】
拡散能の差により、肺の障害では二酸化炭素より先に酸素の取り込みが障害されます。
重炭酸イオンは、血液のpHを保つ緩衝系としても働きます。