日本人の食事摂取基準(2015年版)と日本食品標準成分表 2015年版(七訂)で、定義(対象とする化学物質の範囲)が異なる栄養素である。
正しいのはどれか。
1つ選べ。
正答3
解説
正解は3です。
同じ栄養素名でも、食事摂取基準と食品成分表で対象とする化学物質の範囲が異なる場合があります。
食品成分表のデータを使って食事摂取基準と比べるときに注意が必要です。
【選択肢別解説】
1:× ビタミンAは、両者ともレチノール活性当量で示されます。
レチノールとプロビタミンAカロテノイドをレチノールに換算した値です。
2:× ビタミンDは、両者ともビタミンD2とビタミンD3を合わせた量で示されます。
3:○ ビタミンEは、食事摂取基準ではα-トコフェロールだけを対象としています。
一方、食品成分表ではα・β・γ・δの4種類のトコフェロールがそれぞれ収載されています。
4:× ビタミンKは、両者ともフィロキノン(ビタミンK1)とメナキノン類(ビタミンK2)を対象としています。
5:× ビタミンCは、両者ともアスコルビン酸としての量で扱われ、食品成分表の値をそのまま食事摂取基準と比べることができます。
食品成分表の値は、同じ効力をもつデヒドロアスコルビン酸を含めたアスコルビン酸量です。
【ポイント】
ビタミンEの栄養計算では、食品成分表のα-トコフェロールの値を用いて食事摂取基準と比べます。
α-トコフェロール以外のトコフェロールは、血中濃度が保たれにくいため指標に含めていません。