正答3
解説
正解は3です。
妊娠期には、胎児の発育と分娩に備えて、代謝や循環が大きく変化します。
【選択肢別解説】
1:× 妊娠期のインスリン抵抗性は、低下ではなく上昇します。
胎盤から分泌されるヒト胎盤性ラクトゲンなどのホルモンが、インスリンの働きを弱めるためです。
2:× 腸管のカルシウム吸収率は、低下ではなく上昇します。
活性型ビタミンDが増え、胎児へのカルシウム供給に備えます。
3:○ 妊娠期には、循環血漿量が大きく増えて血液が薄まります。
そのため血清アルブミン値は低下します。
4:× 循環血液量は、減少ではなく増加します。
妊娠後期には非妊娠時の約40〜50%増加します。
5:× 血清トリグリセリド値は、低下ではなく上昇します。
母体のエネルギー源を確保し、胎児にグルコースを優先して回すための変化です。
【ポイント】
妊娠期には赤血球より血漿の増加が大きいため、ヘモグロビン濃度も低下します(生理的貧血)。
妊娠期は、インスリン抵抗性・カルシウム吸収率・トリグリセリド・循環血液量が上昇し、アルブミンは低下します。