正答3
解説
正解は3です。
代償性肝硬変は、肝機能がまだ保たれ、腹水や肝性脳症などの症状が出ていない段階です。
この段階でも、エネルギー代謝の異常から筋肉量が減りやすくなります。
【選択肢別解説】
1:× 肝性脳症は非代償性肝硬変でみられる合併症です。
代償期の栄養モニタリングとして優先される項目ではありません。
2:× 浮腫も、低アルブミン血症が進んだ非代償期に目立つ所見です。
代償期の栄養状態の変化をとらえる指標としては筋肉量に劣ります。
3:○ 肝硬変では早期から骨格筋が減少し、サルコペニアが起こりやすくなります。
筋肉量の減少は予後の悪化に関わるため、代償期から継続して観察すべき項目です。
4:× ウエスト/ヒップ比は内臓脂肪型肥満の指標です。
肝硬変の栄養状態の評価には適しません。
【ポイント】
肝硬変では夜間の飢餓状態が起こりやすく、筋たんぱく質の分解が進みます。
対策として就寝前軽食(LES)や分岐鎖アミノ酸(BCAA)製剤が用いられます。