正答5
解説
正解は5です。
末梢静脈栄養法(PPN)は、細い末梢静脈から栄養輸液を投与する方法です。
浸透圧の高い輸液は静脈炎を起こすため、投与できる濃度とエネルギー量に限界があります。
【選択肢別解説】
1:× PPNで投与できるエネルギー量は、1日1,000kcal程度が限界です。
2,000kcal/日を投与するには中心静脈栄養法が必要です。
2:× アミノ酸濃度20%の溶液は浸透圧が高すぎて、末梢静脈には投与できません。
PPN用の輸液のアミノ酸濃度は3%程度です。
3:× 脂肪乳剤の投与速度は、0.1g/kg/時以下が目安です。
1g/kg/時は速すぎて、脂質の処理が追いつかず危険です。
4:× ブドウ糖濃度30%の溶液は、中心静脈から投与する高カロリー輸液の濃度です。
末梢静脈から投与できるブドウ糖濃度は10%程度までです。
5:○ 浸透圧300mOsm/Lは血漿とほぼ同じ等張の溶液です。
血管への刺激が少ないので、末梢静脈から投与できます。
【ポイント】
末梢静脈では、浸透圧比(血漿に対する比)3程度までの輸液が投与可能とされます。
長期間や高エネルギーの静脈栄養が必要な場合は中心静脈栄養法を選びます。