正答2
解説
正解は2です。
C型慢性肝炎では、肝臓に鉄が過剰に蓄積しやすくなります。
蓄積した鉄は活性酸素を発生させ、肝細胞の障害と線維化を進めます。
【選択肢別解説】
1:× 鉄制限食に、C型肝炎ウイルスを除去する作用はありません。
ウイルスの排除は、抗ウイルス薬による治療で行います。
2:○ 鉄は、フェントン反応によりヒドロキシラジカルなどの活性酸素を生じます。
鉄の摂取を制限すると活性酸素の産生が抑えられ、肝障害の進行を防げます。
3:× 夜間の低血糖予防は、肝硬変で行う就寝前軽食(LES)の目的です。
鉄制限食の目的ではありません。
4:× 肝性脳症の予防には、たんぱく質の調整や分岐鎖アミノ酸の補給を行います。
鉄制限食の目的ではありません。
5:× 腹水の予防には、食塩の制限を行います。
鉄制限食の目的ではありません。
【ポイント】
鉄制限食では、レバーや赤身肉、貝類など鉄の多い食品を控えます。
肝硬変の栄養管理では、病期ごとの目的(LES・BCAA・食塩制限)と鉄制限を区別して覚えます。