正答2
解説
正解は2です。
酵素の構造と活性調節、代表的な酵素の働きを問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× アポ酵素は、補酵素などと結合していない酵素たんぱく質の部分です。
単独では活性をもたず、補酵素と結合したホロ酵素になって活性を示します。
2:○ 酵素たんぱく質がリン酸化されると立体構造が変わり、活性が上がったり下がったりします。
これはリン酸化・脱リン酸化による化学修飾調節と呼ばれます。
グリコーゲンホスホリラーゼやグリコーゲン合成酵素の調節が代表例です。
3:× 律速酵素は、代謝経路の中で最も遅い反応を触媒し、経路全体の速度を決める酵素です。
他の酵素の活性を調節する酵素ではありません。
4:× リパーゼは、トリグリセリドのエステル結合を加水分解する酵素です。
トリグリセリドを脂肪酸とグリセロールなどに分解しますが、脂肪酸そのものは分解しません。
脂肪酸はβ酸化によって分解されます。
5:× プロテインホスファターゼは、リン酸化されたたんぱく質からリン酸基を外す酵素です。
グリコーゲンを分解するのは、グリコーゲンホスホリラーゼです。
【ポイント】
酵素の活性調節には、アロステリック調節、リン酸化などの化学修飾、酵素量の調節(誘導・抑制)があります。
キナーゼはリン酸基を付け、ホスファターゼはリン酸基を外す酵素です。