正答1
解説
正解は1です。
鉄の損失経路、吸収、貯蔵、関連疾患を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:○ 鉄は、汗や、皮膚・消化管の粘膜がはがれ落ちることで、少しずつ体外に失われます。
食事摂取基準でも、汗などからの基本的損失をもとに必要量が算定されています。
2:× 鉄の吸収率は、非ヘム鉄よりもヘム鉄の方が高いです。
ヘム鉄は、食事中の他の成分の影響を受けにくい点も特徴です。
3:× 食品中の非ヘム鉄の多くは3価鉄ですが、そのままでは吸収されにくいです。
ビタミンCなどで2価鉄に還元されてから吸収されます。
4:× 貯蔵鉄は、フェリチンやヘモジデリンとして、肝臓、脾臓、骨髄などに蓄えられています。
トランスフェリンは、血液中で鉄を運ぶ輸送たんぱく質です。
5:× ヘモクロマトーシスは、鉄の欠乏症ではなく、鉄が過剰に蓄積する病気です。
肝臓、膵臓、心臓などに鉄が沈着して臓器障害を起こします。
【ポイント】
体内の鉄は排泄のしくみがほとんどないため、吸収量の調節で鉄の量が保たれます。
女性では、月経による鉄の損失を加えて推定平均必要量が設定されています。