正答1
解説
正解は1です。
水溶性ビタミンの補酵素作用、必要量、合成、吸収部位を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:○ ビタミンB1は、チアミン二リン酸(チアミンピロリン酸)として、ピルビン酸脱水素酵素の補酵素になります。
この酵素は、ピルビン酸をアセチルCoAに変換し、糖質をクエン酸回路につなぐ反応を進めます。
2:× ビタミンB6は、アミノ基転移反応などアミノ酸代謝の補酵素です。
たんぱく質の摂取量が多いほど必要量が増えるため、たんぱく質摂取量の影響を受けます。
食事摂取基準でも、たんぱく質の推奨量をもとに算定されています。
3:× ナイアシンは、グルタミン酸ではなくトリプトファンから体内で合成されます。
トリプトファン60mgからナイアシン1mgが合成されるとされます。
4:× ビタミンB12は、胃から分泌される内因子と結合し、主に空腸ではなく回腸で吸収されます。
5:× ビタミンCは、酸化型のビタミンEを還元して、還元型に戻します。
問題文の記述は逆です。
【ポイント】
ビタミンB1が不足すると、ピルビン酸がアセチルCoAに変換されず、乳酸がたまりやすくなります。
糖質の摂取が多いほどビタミンB1の必要量は増えるため、食事摂取基準ではエネルギー当たりで算定されています。