正答2
解説
正解は2です。
脂溶性ビタミン(A・D・E・K)の吸収経路と生理作用を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 吸収された脂溶性ビタミンは、カイロミクロンに取り込まれてリンパ管に入ります。
門脈に流れるのは、水溶性ビタミンなどの水溶性の栄養素です。
2:○ ビタミンAの活性型であるレチノイン酸は、核内受容体に結合します。
そして、標的となる遺伝子の発現を調節し、細胞の分化や増殖に関わります。
3:× ビタミンDは、紫外線を浴びると皮膚で7-デヒドロコレステロールから合成されます。
腸内細菌により合成されるのは、ビタミンKです。
4:× ビタミンEは、細胞膜の脂質の酸化を促進するのではなく、抑制します。
脂溶性の抗酸化物質として、膜の不飽和脂肪酸を過酸化から守ります。
5:× ビタミンKは、血液凝固を抑制するのではなく、促進します。
肝臓でプロトロンビンなどの血液凝固因子が働けるようにする補酵素として作用します。
【ポイント】
ビタミンDも活性型(1α,25-ジヒドロキシビタミンD)が核内受容体に結合し、遺伝子発現を調節します。
ワルファリンはビタミンKの働きを妨げる抗凝固薬なので、納豆などビタミンKの多い食品に注意が必要です。