正答1
解説
正解は1です。
経腸栄養剤の種類と特徴を問う問題です。
経腸栄養剤は窒素源の形により、成分栄養剤(アミノ酸)、消化態栄養剤(アミノ酸と低分子ペプチド)、半消化態栄養剤(たんぱく質)に分けられます。
【選択肢別解説】
1:○ 消化態栄養剤は、窒素源としてアミノ酸と低分子ペプチドを含みます。
消化をほとんど必要とせず吸収されやすいのが特徴です。
2:× 成分栄養剤は窒素源がアミノ酸で分子が小さいため、浸透圧が高くなります。
半消化態栄養剤より浸透圧は低いのではなく高く、下痢の原因になりやすいです。
3:× 血糖管理用の経腸栄養剤は、炭水化物を減らし、脂肪エネルギー比率を高めに設定しています。
脂肪エネルギー比率15%Eのような低脂肪の設計ではありません。
4:× 肝不全用経腸栄養剤は、分岐鎖アミノ酸(BCAA)を強化しています。
芳香族アミノ酸は、肝性脳症に関わるため少なくしてあります。
5:× 免疫賦活を目的とした経腸栄養剤は、n-3系脂肪酸、アルギニン、核酸などを強化しています。
n-6系脂肪酸は炎症を促す方向に働くため、強化の対象ではありません。
【ポイント】
分子が小さいほど浸透圧は高くなります。
成分栄養剤は「消化不要だが浸透圧が高い」と対で覚えましょう。