正答4
解説
正解は4です。
経腸栄養法の禁忌を問う問題です。
経腸栄養は「腸が使えるなら腸を使う」が原則ですが、腸管が機能していない場合や通過できない場合は禁忌です。
代表的な禁忌は、完全な腸閉塞、汎発性腹膜炎、大量の消化管出血、難治性の嘔吐や下痢などです。
【選択肢別解説】
1:× 頭頸部がん術後は経口摂取が難しくなりますが、腸管の機能は保たれています。
経鼻チューブや胃瘻を用いた経腸栄養のよい適応です。
2:× 食道裂孔ヘルニアでは逆流に注意が必要ですが、腸管は使えます。
投与時の体位などを工夫すれば経腸栄養は可能です。
3:× 胃全摘術後でも、小腸は機能しています。
空腸瘻などから経腸栄養を行うことができます。
4:○ 小腸が完全に閉塞していると、栄養剤は先に進まず吸収されません。
腸管内圧が上がって嘔吐や穿孔の危険もあるため、経腸栄養は禁忌です。
5:× 人工肛門を造設していても、口側の腸管は機能しています。
経腸栄養を行うことができます。
【ポイント】
「完全閉塞・汎発性腹膜炎・大量出血」は経腸栄養の禁忌として覚えましょう。
この場合は静脈栄養を選択します。