正答2
解説
正解は2です。
受傷後4日目の重症外傷患者の病態と経腸栄養法を問う問題です。
重症外傷などの侵襲時には、ストレスホルモンが増えて代謝が亢進し、たんぱく質の分解が進みます。
【選択肢別解説】
1:× 侵襲時は代謝が亢進するため、安静時エネルギー消費量は低下ではなく増加します。
2:○ カテコールアミン、コルチゾール、グルカゴンなどの働きで、インスリンが効きにくくなります。
そのため、インスリン抵抗性は増大し、高血糖になりやすくなります。
3:× 10 mL/kg現体重/日では、水分が大きく不足します。
成人の水分投与量は、一般に30〜40 mL/kg/日程度が目安です。
4:× 非たんぱく質カロリー窒素比(NPC/N)は、侵襲が大きいほど低く設定します。
重症外傷では、たんぱく質を多めにするため100〜150程度とし、400では高すぎます。
5:× 脂肪エネルギー比率50%Eは、通常の経腸栄養としては高すぎます。
一般には20〜30%E程度とします。
【ポイント】
NPC/Nは、健常時は150〜200、侵襲時は100〜150、腎不全では300〜500程度と覚えましょう。