K 市の保育課に勤務する管理栄養士である。
市内の保育所では、園児の朝食内容に栄養面からみて問題が多いこと、また、朝食を欠食する児の割合も増加しているとの情報提供があった。
そこで、K 市内の市立保育所に通園する児(1〜6歳)の保護者全員を対象に、児と保護者の朝食摂取に関する現状と課題を把握するために、質問紙調査を実施した。
質問紙調査結果と、これまでの保護者との面談等からの情報を踏まえ、重要度と改善可能性のマトリクスを作成して、朝食摂取に関する課題の優先順位付けを行った(図2)。
優先度の高いものとして、最も適切なのはどれか。
1つ選べ。
正答2
解説
正解は2です。
重要度と改善可能性のマトリクスを用いて、課題の優先順位を決める問題です。
優先度が最も高いのは、重要度が大きく、かつ改善可能性も大きい課題です。
【選択肢別解説】
1:× A「朝食の大切さがわからない」は、改善可能性は大きいものの、重要度は小さい位置にあります。
最優先の課題ではありません。
2:○ B「栄養バランスを考えて朝食を準備するのは大変」は、重要度も改善可能性も大きい位置にあります。
取り組めば成果が期待でき、かつ重要な課題なので、優先度が最も高くなります。
3:× C「子どもはともかく、私は朝食を食べたくない」は、改善可能性が小さい位置にあります。
重要度は中程度ですが、働きかけても変えにくいため、優先度は高くありません。
4:× D「朝は忙しくて時間がない」は、重要度は大きいものの、改善可能性は小さい位置にあります。
働きかけても変えにくいため、最優先の課題にはなりません。
【ポイント】
優先順位は「重要度大・改善可能性大」が最優先です。
重要度大・改善可能性小の課題は、長期的な取組として位置づけます。