K 町に勤務する管理栄養士である。
豪雨により K 町の 4分の 1が浸水し、道路の一部が寸断され、住民約100名が公民館に避難している。
この避難所の栄養管理を担当することとなった。
公民館には、 小さな家庭用のシンクが 2か所、プロパンガスの家庭用コンロが 2つ設置されている。
避難所開設 5日目、避難住民のうち、義歯の状態が悪く咀嚼機能が低下している住民 10名に提供する昼食の献立である。
昼食には缶入りお茶を配布している。
最も適切なのはどれか。
1つ選べ。
正答3
解説
正解は3です。
避難所で、義歯の状態が悪く咀嚼機能が低下した住民に提供する昼食の献立を問う問題です。
咀嚼機能が低下した人には、やわらかく、かまなくても食べられる料理を選びます。
【選択肢別解説】
1:× アルファ化米は粒がしっかりしており、かむ力が必要です。
きゅうりやプチトマトも、生のままでは歯ごたえや皮があり、咀嚼機能が低下した人には食べにくい食品です。
2:× 牛すき焼き缶の牛肉は、かみ切りにくい食品です。
きんぴらごぼうは繊維が多く固いため、咀嚼機能が低下した人には適しません。
3:○ レトルト粥はやわらかく、ほとんどかまずに食べられます。
サバの味噌煮缶は骨までやわらかく、さつま芋のレモン煮もやわらかいため、最も適切な組合せです。
4:× 焼き鳥缶の鶏肉は弾力があり、かむ力が必要です。
ホールコーンは皮が固く、口の中に残りやすいため適しません。
【ポイント】
災害時の備蓄には、やわらかい粥やレトルト食品、魚の缶詰など、咀嚼・嚥下機能が低下した人向けの食品も用意しておくことが大切です。