正答4
解説
正解は4です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
消化吸収率の定義と、見かけの消化吸収率と真の消化吸収率の違いを問う問題です。
【計算】
見かけの消化吸収率(%)=(摂取量−糞中排泄量)÷摂取量×100です。
真の消化吸収率(%)={摂取量−(糞中排泄量−糞中内因性排泄量)}÷摂取量×100です。
【選択肢別解説】
1:× 消化吸収率は、摂取した栄養素のうち吸収された量の割合を示します。
記述は正しい内容です。
2:× 消化吸収率は、加熱などの調理の影響を受けます。
たとえば、でんぷんは加熱で糊化すると消化されやすくなり、記述は正しい内容です。
3:× 消化吸収率は、同時に摂取する食品成分の影響を受けます。
食物繊維やフィチン酸がミネラルの吸収を妨げる例などがあり、記述は正しい内容です。
4:○ 見かけの消化吸収率は、摂取量から糞中内因性排泄量ではなく糞中排泄量の全量を差し引いて求めます。
糞中内因性排泄量(消化液や腸の剥がれた細胞などに由来する分)を考慮するのは、真の消化吸収率です。
5:× 真の消化吸収率は、見かけの消化吸収率より高くなります。
糞中排泄量から内因性排泄量を除いて計算するため、差し引く量が小さくなるからです。
記述は正しい内容です。
【ポイント】
「真の」は内因性排泄量を補正したもの、「見かけの」は補正しないものと区別します。
糞中には食事由来の成分だけでなく体内由来の成分も含まれることが、この区別の理由です。