正答4
解説
正解は4です。
食品たんぱく質の栄養価を評価する化学的評価法と生物学的評価法を問う問題です。
【計算】
生物価=体内保留窒素量÷吸収窒素量×100です。
正味たんぱく質利用率(NPU)=体内保留窒素量÷摂取窒素量×100です。
吸収窒素量÷摂取窒素量が消化吸収率なので、NPU=生物価×消化吸収率となります。
【選択肢別解説】
1:× アミノ酸価は、生物学的評価法ではなく化学的評価法の1つです。
食品の必須アミノ酸の組成を、基準となるアミノ酸評点パターンと比べて求めます。
2:× たんぱく質効率(PER)は、窒素出納ではなく体重増加量を指標として求めます。
成長期の動物の体重増加量を、摂取したたんぱく質量で割った値です。
3:× 生物価は、体重変化ではなく窒素出納を指標として求めます。
吸収された窒素のうち、体内に保留された窒素の割合を表します。
4:○ 正味たんぱく質利用率(NPU)は、生物価に消化吸収率を乗じて求めます。
摂取した窒素のうち、体内に保留された窒素の割合を表す指標です。
5:× 無たんぱく質食を摂取していても、尿中への窒素排泄はみられます。
体たんぱく質の分解は続くため、内因性の窒素が尿中や糞中に排泄されます。
【ポイント】
化学的評価法はアミノ酸価、生物学的評価法は生物価、NPU、PERと区別します。
無たんぱく質食のときの排泄窒素は、真の消化吸収率や生物価を求める補正に用いられます。