K 保育園で、 4歳児に対する野菜摂取量の増加を目的とした食育を行った。
計画的行動理論における行動のコントロール感を高める働きかけである。
最も適当なのはどれか。
1つ選べ。
正答4
解説
正解は4です。
計画的行動理論の構成要素のうち、「行動のコントロール感」を高める働きかけを選ぶ問題です。
計画的行動理論では、行動への態度、主観的規範、行動のコントロール感の3つが行動意図を決めるとされます。
行動のコントロール感は「自分にもできそうだ」という感覚で、自己効力感に近い概念です。
【選択肢別解説】
1:× 野菜を食べると風邪をひきにくくなるという説明は、行動の結果への期待を高めるものです。
「行動への態度」に働きかけるもので、行動のコントロール感ではありません。
2:× 野菜を残さず食べるよう声掛けをすることは、周囲の期待を伝えるものです。
「主観的規範」に働きかけるもので、行動のコントロール感ではありません。
3:× 家庭に食育だよりを配布することは、家族が子どもに野菜を食べてほしいと考える環境づくりです。
「主観的規範」に働きかけるもので、行動のコントロール感ではありません。
4:○ 野菜嫌いだった年上の子が食べられるようになった例を話すことは、「自分にもできそうだ」と感じさせる働きかけです。
身近な他者の成功を見聞きする代理的経験により、行動のコントロール感が高まります。
5:× 野菜を全部食べたらシールがもらえるルールは、外からの報酬で行動を強化するものです。
オペラント条件づけの強化にあたり、行動のコントロール感を高めるものではありません。
【ポイント】
計画的行動理論は、合理的行動理論に「行動のコントロール感」を加えたものです。
コントロール感を高めるには、成功体験、代理的経験、言語的説得など自己効力感を高める方法が使えます。