高血圧で減塩が必要だが、気にせず醤油をかけて食べる習慣がある中年男性に対する支援である。
意思決定バランスの考え方を用いた支援として、最も適当なのはどれか。
1つ選べ。
正答4
解説
正解は4です。
意思決定バランスとは、行動を変えることの利益(恩恵)と不利益(負担)を比べて考えることです。
無関心期の人には、今の行動を続けた場合の不利益や、変えた場合の利益に気づいてもらうことが有効です。
【選択肢別解説】
1:× 減塩醤油に替えるのは、問題行動を別の行動に置き換える支援です。
これは行動置換に当たり、意思決定バランスを考える支援ではありません。
2:× 醤油を食卓から遠ざけ、きっかけを減らす支援です。
これは刺激統制に当たります。
3:× 「かけすぎ注意」の貼り紙で、行動の前に注意を促す支援です。
これも行動のきっかけを操作する刺激統制です。
4:○ 醤油をかけ続けた場合に家族がどう思うかを考えてもらっています。
今の行動を続ける不利益を本人に考えさせるので、意思決定バランスを用いた支援です。
5:× 醤油をかけた回数を記録するのは、セルフモニタリングです。
自分の行動に気づく技法であり、利益と不利益の比較ではありません。
【ポイント】
意思決定バランスは、トランスセオレティカルモデルの構成概念の一つです。
変化の利益が不利益を上回ると感じたとき、行動変容の準備が進みます。