正答5
解説
正解は5です。
急性膵炎と慢性膵炎では、病期ごとに検査値と栄養管理が変わります。
慢性膵炎は、代償期から膵臓の機能が失われた非代償期へと進行します。
【選択肢別解説】
1:× 急性膵炎の初期には、血清アミラーゼ値は上昇します。
膵臓の炎症で、膵酵素が血中に漏れ出るためです。
2:× 経口摂取を始めるときは、高たんぱく質食ではありません。
膵臓への刺激が少ない、低脂肪で炭水化物を主体とした食事から始めます。
3:× 慢性膵炎の再燃時には、血清リパーゼ値は上昇します。
炎症が再び起こり、膵酵素が血中に漏れ出るためです。
4:× 慢性膵炎の非代償期には、疼痛は軽くなることが多いです。
膵臓の組織が線維化し、炎症を起こす組織自体が減るためです。
5:○ 非代償期には、膵外分泌機能が低下して消化吸収障害が起こります。
腹痛が軽くなり、消化酵素薬を併用できるので、脂肪の制限を緩めて栄養状態の改善を図ります。
【ポイント】
慢性膵炎は「代償期は腹痛と脂肪制限」「非代償期は消化吸収障害と糖尿病」が特徴です。
非代償期は低栄養を防ぐことが優先されます。