K 保育園に勤務する管理栄養士である。
保育園児は、 2歳 10か月、女児。
0歳 9か月のときに、小児クリニックで大豆アレルギーと診断された。
2歳 0か月のとき、自宅でアナフィラキシーを起こし、救急搬送されたことがある。
医師が記載した「保育所におけるアレルギー疾患生活管理指導表」をもとに、大豆・ 大豆製品を完全除去した給食を提供している。
エピペン®を保育園に預けている。
身長 90 cm、体重 13 kg、成長の遅滞はみられない。
父、母、兄 ( 5歳)と暮らしている。
毎月 1回行われる女児の保護者との献立確認の席で、女児が最近、兄の食べる市販のチョコレート菓子を口にしていることを保護者が相談した。
「湿疹も出ています。ダメと注意すると、もっと食べたがって、どうしたらよいか困っています。」と訴えた。
これに対する管理栄養士の発言である。
最も適切なのはどれか。
1つ選べ。
正答2
解説
正解は2です。
保護者は、女児が兄の菓子を欲しがり、注意すると余計に食べたがることに困っています。
管理栄養士は、保護者の気持ちを受け止めたうえで、家庭で実行できる具体的な対処を示します。
【選択肢別解説】
1:× 湿疹の原因をチョコレート菓子と決めつけています。
また、兄に食べるのをやめさせるのは、家族にとって負担が大きい対応です。
2:○ 女児が食べたくなる気持ちを受け止め、共感を示しています。
そのうえで、原材料表示を確認して大豆を含むかを確かめるという、実行できる対処を示しています。
3:× 2歳10か月の女児に食物アレルギーを話しても、十分に理解することは難しいです。
保護者の困りごとへの対応にもなっていません。
4:× 家庭のおやつについて答えないのは、保護者への支援を放棄する対応です。
保育所は、家庭と連携してアレルギー対応を行う必要があります。
【ポイント】
市販のチョコレート菓子には、大豆由来の乳化剤(レシチン)が使われていることがあります。
保護者への支援では、共感と具体的な行動提案をセットで行います。