正答3
解説
正解は3です。
臨床検査の意味と、画像検査の原理・安全性を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 溶血性貧血では、直接ビリルビンではなく間接ビリルビンが優位になります。
赤血球が壊れて大量に生じたビリルビンを、肝臓が抱合しきれないためです。
直接ビリルビン優位になるのは胆汁うっ滞などです。
2:× C反応性たんぱく質(CRP)は、炎症で低下するのではなく上昇します。
炎症の刺激で肝臓での産生が増える急性期たんぱく質だからです。
3:○ 抗GAD(抗グルタミン酸脱炭酸酵素)抗体は自己抗体です。
膵β細胞の成分に対する抗体で、1型糖尿病の診断に用いられます。
4:× 腹部エコー(超音波)検査は妊娠中の女性にも禁忌ではありません。
放射線被曝がないため、胎児の観察にも日常的に使われています。
5:× MRI(磁気共鳴画像)検査はX線を利用しません。
強い磁場と電波を用いて体内の水素原子核の信号から画像をつくります。
X線を利用するのはCT検査です。
【ポイント】
1型糖尿病では抗GAD抗体などの膵島関連自己抗体が陽性になります。
間接ビリルビンは溶血、直接ビリルビンは肝臓より後の排泄障害を示すと覚えます。