正答5
解説
正解は5です。
血球の構造と機能、血液凝固の過程、脂肪細胞が分泌する因子を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 末梢血中の赤血球は核を持ちません。
赤血球は骨髄で成熟する過程で脱核し、核のない状態で血中に出ます。
2:× 抗体を産生するのは好中球ではなく、B細胞が分化した形質細胞です。
好中球は細菌を貪食して殺菌する役割を担います。
3:× 単球が血管外へ遊走すると、形質細胞ではなくマクロファージになります。
形質細胞はB細胞から分化します。
4:× 変換の向きが逆です。
トロンビンはフィブリノーゲンをフィブリンに変換し、フィブリンが網目をつくって血液を固めます。
5:○ PAI-1(プラスミノーゲンアクチベーターインヒビター1)は脂肪細胞で産生されます。
線溶を抑えて血栓をできやすくする物質で、内臓脂肪が増えると分泌が増えます。
【ポイント】
内臓脂肪型肥満では、PAI-1やTNF-αなどの悪玉物質が増え、アディポネクチンが減ります。
これが動脈硬化や血栓症のリスクを高める仕組みの一つです。