正答5
解説
正解は5です。
日本人の食事摂取基準(2020年版)の5つの指標の定義と算定方法を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 推定平均必要量(EAR)は、目安量(AI)を基に算定するのではありません。
EARは集団の50%の人が必要量を満たす量として、実験や研究のデータから算定します。
AIは、EARを算定する十分な根拠がない場合に設定される指標です。
2:× 推奨量(RDA)は、動物実験の結果を根拠に算定するのではありません。
RDAはEARに推奨量算定係数を掛けて算定し、集団のほとんど(97〜98%)の人が必要量を満たす量です。
3:× 目安量(AI)は、症例報告を根拠に算定するのではありません。
AIは、特定の集団で不足状態を示す人がほとんど観察されない摂取量で、主に健康な集団の摂取量のデータから設定されます。
4:× 耐容上限量(UL)は、サプリメント由来の栄養素も対象とします。
通常の食品だけでなく、サプリメントや強化食品から摂取する分も含めて、過剰摂取による健康障害を防ぐための指標だからです。
5:○ 目標量(DG)は、生活習慣病の発症予防を目的としています。
現在の日本人が当面の目標とすべき摂取量として設定されています。
【ポイント】
EAR・RDA・AIは摂取不足の回避、ULは過剰摂取による健康障害の回避、DGは生活習慣病の発症予防が目的です。
ULの算定には、ヒトの症例報告や動物実験のデータが用いられることがあります。