正答5
解説
正解は5です。
出生に伴い、胎盤に頼る胎児循環から肺呼吸による新生児循環へ切り替わる仕組みを問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 出生後、肺胞は縮小するのではなく拡張します。
最初の呼吸によって肺に空気が入り、肺胞が広がるためです。
2:× 出生後、肺静脈は萎縮しません。
肺の血流が増えて、肺静脈から左心房へ戻る血液がむしろ増加します。
3:× 出生後、動脈管は拡張するのではなく収縮して閉鎖します。
動脈管は胎児期に肺動脈から大動脈へ血液を流す短絡路で、出生後は不要になるためです。
4:× 出生後、左心房内圧は低下するのではなく上昇します。
肺から左心房に戻る血液が増えるためです。
5:○ 出生後、卵円孔は閉鎖します。
左心房の圧が右心房より高くなり、心房中隔の卵円孔の弁が押し付けられて閉じるからです。
【ポイント】
胎児循環に特有の短絡路は、卵円孔・動脈管・静脈管の3つで、いずれも出生後に閉鎖します。
出生後に肺の血管抵抗が下がり、肺血流が増えることが変化の出発点です。