高血圧対策として、社員の食塩摂取量の減少を目指した取組を行うことになった。
社会的認知理論の構成概念と、それを活用した取組の組合せである。
最も適当なのはどれか。
1つ選べ。
正答4
解説
正解は4です。
社会的認知理論の構成概念と、それを具体的な減塩の取組に当てはめる問題です。
社会的認知理論では、行動は個人・環境・行動が互いに影響し合って決まると考え、自己効力感・結果期待・観察学習・自己制御などの概念を用います。
【選択肢別解説】
1:× 社員食堂の定食をすべて減塩メニューにするのは、結果期待ではなく、環境を変える取組です。
結果期待は「その行動をするとよい結果が得られる」という見込みのことです。
2:× 減塩のメリットを周知するのは、観察学習ではなく、結果期待を高める取組です。
観察学習は他者の行動とその結果を見て学ぶことです。
3:× 高血圧が改善した社員の体験談の掲載は、自己制御ではなく、観察学習(他者の体験から学ぶ代理体験)に当たります。
4:○ 減塩醤油の試供品を配布して家庭で使ってもらうのは、自己効力感を高める取組です。
実際に使ってみて「自分にも減塩ができる」という成功体験を積むことが、自己効力感を高める最も強い要因だからです。
5:× 血圧の記録表の配布は、観察学習ではなく、自己制御(セルフモニタリング)を促す取組です。
自分の状態を記録し、目標に照らして行動を調整することを助けます。
【ポイント】
自己効力感を高める4つの情報源は、成功体験(遂行行動の達成)・代理体験・言語的説得・生理的情緒的状態です。
「メリットを知らせる=結果期待」「体験談=観察学習」「記録=自己制御」と対応させます。