K市の介護予防教室を修了した高齢者が、定期的に体操を行うセルフヘルプグループを立ち上げた。
その組織活動を発展させていくために市の管理栄養士が行った活動である。
組織をエンパワメントする支援として、最も適切なのはどれか。
1つ選べ。
正答2
解説
正解は2です。
組織のエンパワメントとは、住民組織が自信と力をつけ、主体的に活動を発展させられるように支援することです。
支援者が代わりに行うのではなく、組織自身の自己効力感や社会的な評価を高める支援が求められます。
【選択肢別解説】
1:× 他地域の例を紹介して課題を考えさせることは、気づきの支援にはなります。
しかし比較で課題に目が向くため、組織の自信や誇りを高める効果は限られます。
最も適切なのは、組織の力を外に示す機会を作る支援です。
2:○ 市民の前で体操を披露する機会を作ると、活動が地域で認められます。
成功体験と周囲からの評価により、メンバーの自己効力感と組織の誇りが高まります。
これは組織が主体的に活動を広げる力をつけるエンパワメント支援です。
3:× 行政の管理栄養士が進行役を担うと、話し合いの主導権が支援者に移ります。
組織の主体性が育たないため、進行はメンバー自身が担えるよう支援するのが適切です。
4:× 食生活の活動を進めてもらうための情報提供は、行政側の意図を持ち込む支援です。
組織が自ら決めた活動を発展させる支援ではないため、エンパワメントとしては不十分です。
【ポイント】
エンパワメントでは、支援者は前に出ずに「組織が自分たちでできた」という経験を増やします。
発表の場づくりは、活動の価値を社会に認めてもらい自信につなげる代表的な支援です。