正答4
解説
正解は4です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
消化管機能が保たれた重症外傷患者に、受傷後早期から経腸栄養を開始する場面です。
【選択肢別解説】
1:× 消化管機能が保たれており、短期間の経腸栄養なので経鼻胃管が第一選択です。
記述は正しいので答えではありません。
2:× 消化吸収能が保たれていれば、半消化態栄養剤を使用できます。
記述は正しいので答えではありません。
3:× 重症患者の投与エネルギーの目標は25〜30 kcal/kg/日程度が目安です。
記述は正しいので答えではありません。
4:○ 経腸栄養の開始時に200 mL/時は速すぎます。
嘔吐・誤嚥・下痢を起こしやすいため、10〜20 mL/時程度の低速から開始し、段階的に速度を上げます。
この記述が誤りで、答えとなります。
5:× 重症患者では、低血糖を避けながら血糖値を180 mg/dL以下に管理します。
厳格すぎる血糖管理は低血糖の危険を高めるため、この目標が推奨されています。
記述は正しいので答えではありません。
【ポイント】
重症患者の経腸栄養は、受傷・入院後24〜48時間以内の早期開始が推奨されます。
開始は低速・少量から行い、胃内残量や腹部症状を見ながら増量します。