K 保育園に勤務する管理栄養士である。
園内で食事を作り提供している。
3 〜 5歳児の昼食で、野菜の残菜が目立った。
そこで、園として食育を実施することにした。
保護者向けの食育だよりを発行することにした。
子どもの野菜を食べるセルフ・エフィカシーを高める方法として、保護者に行ってほしい内容である。
最も適当なのはどれか。
1つ選べ。
正答5
解説
正解は5です。
セルフ・エフィカシー(自己効力感)は、「自分にもできる」という見込みのことです。
自己効力感を高める方法には、成功体験、代理体験(モデリング)、言語的説得、生理的・情動的状態の4つがあります。
【選択肢別解説】
1:× 野菜をわからないように入れると、子どもは野菜を食べたという自覚を持てません。
「野菜を食べられた」という成功体験にならず、自己効力感は高まりません。
2:× 常備菜を置いておくのは、野菜を食べやすくする環境づくりです。
子ども自身の「食べられる」という自信を直接高める方法ではありません。
3:× 健康のメリットを伝えることは、行動の結果への期待(結果期待)を高める方法です。
自分にもできるという自己効力感とは別の概念です。
4:× 「農家の人が悲しむ」と伝えるのは、罪悪感に訴える方法です。
不安や嫌な気持ちを生み、自己効力感を高めることにはつながりません。
5:○ 保護者がおいしそうに野菜を食べる姿を見せることは、代理体験(モデリング)にあたります。
身近な大人の姿を見ることで、子どもは「自分も食べられそう」と感じやすくなります。
【ポイント】
自己効力感の情報源で最も強いのは成功体験で、次がモデリングによる代理体験です。
幼児では、家族や保育者が一緒においしそうに食べる姿が大きな影響を与えます。