正答4
解説
正解は4です。
ノロウイルスの性状、二枚貝との関係、不活化の条件、潜伏期間を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× ノロウイルスは、脂質の膜(エンベロープ)をもたないノンエンベロープ型ウイルスです。
そのため、アルコールが効きにくい性質があります。
2:× ノロウイルスは、二枚貝の中腸腺で増殖するのではなく、海水中のウイルスが濃縮されて蓄積します。
ノロウイルスが増殖できるのは、ヒトの腸管の細胞だけです。
3:× ノロウイルスの不活化には、中心温度85〜90℃で90秒間以上の加熱が必要です。
75℃で2分間の加熱ではこの条件に届かず、不活化には不十分です。
中心温度75℃で1分間以上は、一般的な細菌を対象とした加熱条件です。
4:○ ノロウイルスの不活化には、次亜塩素酸ナトリウムによる消毒が有効です。
嘔吐物の処理や調理器具の消毒に用いられます。
5:× ノロウイルス食中毒の潜伏期間は、4〜7日ではなく24〜48時間程度です。
【ポイント】
ノロウイルス食中毒は冬季に多く、事件数・患者数ともに上位を占めます。
感染者の手指を介した食品汚染が主な原因であり、調理従事者の健康管理と手洗いが重要です。